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第23回日本脳腫瘍の外科学会
会長 中尾 直之
(和歌山県立医科大学脳神経外科 教授)
この度、第23回日本脳腫瘍の外科学会を、2018年9月14日(金)、15日(土)の2日間、和歌山市の和歌山県民文化会館にて開催させていただくこととなりました。
今回のテーマは和歌山に縁のある江戸時代後期に活躍した外科医である華岡青洲が残した言葉である『活物窮理』とさせていただきました。その意味するところは諸説、様々な解釈があるようですが、『医術は観察と実践・実行をもってしてはじめてその理を窮めることができる』という説が有力です。実践・実行のArt、理を窮めるすなわちScienceということで、『活物窮理』は今日よく言われております ArtとScienceの関係にも通じるかと思います。そこで、『脳腫瘍外科における ArtとScience』という副題を付けさせて頂きました。
治療の有効性の証明やその標準化には理を窮めることすなわちScienceに立脚することが重要であることは言うまでもありません。しかし、Scienceには知見の獲得が必須であり、それはまた的確な観察と実践・実行をもってはじめて可能となります。そこで、本学術集会では、エビデンスに基づく各種脳腫瘍外科治療の現状から将来展望についてのセッションの他に、手術において理論化が難しいArtの部分すなわち手術手技・アプローチ、ピットフォール回避テクニックなどの実践面にも焦点を置いたプログラムも予定しております。
学術集会のプログラム全体としては、海外招待講演、国内招待講演、教育講演、シンポジウム、一般演題(口演・ポスター)、ランチョンセミナー、モーニングセミナー、イブニングセミナー、機器展示などで構成する予定です。また、9月15日(土)には、テーマ「手術アプローチの基本とバリエーション」と題した教育セミナーを、さらに9月16日(日)には、「脳のしくみと病気を知る —認知症から脳腫瘍まで—」と題したテーマで市民公開講座を開催する予定です。
会場は和歌山市でございますが、世界遺産に登録されている高野山・熊野古道や1300年以上の歴史をもち日本の名湯の一つに数えられております白浜温泉に2時間程でアクセス可能でございます。会期がちょうど連休前になることから、この機会に是非とも和歌山の観光、そして海の幸、山の幸を堪能いただければと思います。会員の皆様にとって有意義な学術集会となるように鋭意企画・準備してまいりますので、学術集会へのご参加を何卒よろしくお願い申し上げます。